ホワイトニングとは
歯磨きや定期検診では落とせない着色、汚れを除去し、歯を白く美しくする方法です。
色素を分解して得られる白さですので、歯を削ったりする必要はありません。
ホワイトニングの歴史や日本の現状
ホワイトニングは、1995年頃が日本における第一次ブームを迎えました。ただ、費用が高額であったこと、対応している歯科医院が少なかったこともあり、間もなく衰退しました。
そして2005年頃から第二次ブームが始まります。健康的美しさへの意識の高まり、インターネットの普及、それに合わせた歯科医院の体制整備、そしてホワイトニングそのものの改良・低価格化により、現在もなお多くの方がホワイトニングをご希望・ご利用されています。すでに「ブーム」というものではなくなり、お口の美しさを守るための一つの手段として定着しています。
ホワイトニングに躊躇われる方の多くは「白さの後退」を心配されています。白さの後退とは、ホワイトニングをした後、毎日の生活、特に食べ物・飲み物によって徐々に歯の白さが失われていくことです。
白さの後退は、確かにあります。しかしそれはホワイトニングを行わなくても、私たちが毎日何かを食べ、生活していれば起こることでもあります。適切な歯磨きや歯科医院でのクリーニングで後退の速さを緩めることが可能ですし、定期的にホワイトニングを受けていただければ白さを維持することができます。
当院では、歯の白さを少しでも長く維持していただくため、食事内容や歯磨き方法のアドバイスを行っております。
歯の色に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。
このような方におすすめ
- 歯の着色が気になる方
- 歯科医院でクリーニングをしたけれど白くならない方
- 大切な日を、白く美しい歯で迎えたい方
- 人前に立つ仕事をされている方、接客業の方
- 営業など、第一印象が大事なお仕事をされている方
ホワイトニングのメリット・デメリット
メリット
希望した白さを再現できる
歯の白さは、患者様のご希望に合わせた調整が可能です。
短期間で歯を白くすることができる
セラミック治療と比べても、短期間で歯を白くすることができます。
希望に合わせてホワイトニング方法を選べる
ホワイトニングには、ホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、デュアルホワイトニングがあります。
徐々に歯を白くしたいときにはホームホワイトニングを、短期間で歯を白くしたいときにはオフィスホワイトニングを、最短で白くしたいときにはデュアルホワイトニングを、といったように、患者様のご希望やライフスタイルに合わせた選択が可能です。ご負担少なく、理想の白い歯を手に入れることができます。
デメリット
知覚過敏のリスク
ホワイトニングを何度も繰り返した場合など、冷たいものがしみる知覚過敏になることがあります。
ホームホワイトニングについて
ご自宅で行うホワイトニングです。
専用のトレーにホワイトニング剤を入れ、毎日二時間程度、装着していただきます。オフィスホワイトニングより低濃度の薬剤を使用しますので、歯は徐々に白くなっていきます。その分、効果が長持ちします。
オフィスホワイトニングについて
オフィス(歯科医院)で行うホワイトニングです。
歯に直接薬剤を塗布し、特殊な光を当てて歯を白くします。一度で高い効果が得られますが、ホームホワイトニングと比較した場合、色の後戻りがやや早くなります。
デュアルホワイトニングについて
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
もっとも早く歯が白くなり、もっとも効果が長持ちします。
どれくらいの期間白いの?
ホームホワイトニングで1年ほど、オフィスホワイトニングで3~6か月の効果の持続が期待できます。
※食事内容や歯磨き、歯質によって個人差があります。
歯の白さを保つ為の方法
ホワイトニングによる歯の白さを少しでも長く維持していただくため、ご家庭でできる簡単な取り組みをご紹介いたします。
ホワイトニングを受けていない方もご参考ください。
適切な歯磨き
歯磨きの最大の目的は、食べかすやプラークなどを取り除き、虫歯・歯周病を予防することですが、歯の美しさ・白さにも少なからず関係しています。
適切な歯磨きを食後すぐに行うことで、着色を防ぎ、歯の白さも長持ちします。
色の濃い食べ物・飲み物を控える
見た目の色の濃い食べ物・飲み物の摂取によって、着色が進行しやすくなります。
とは言っても、完全に断つのは辛いものです。食べた後はきちんと歯磨きをすることを心がけましょう。
食べ物・食材
チョコレート、カレー、ミートスパゲティ、大豆、ブドウ
飲み物
赤ワイン、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、コーラ、ココア
調味料
醤油、ケチャップ、ソース
食後すぐのうがい
食事の後、すぐにうがいをすることで、着色を防ぐことができます。
特に色の濃い食べ物・飲み物を口にした後や、歯磨きができないときなど、うがいが有効です。
唾液の分泌を促す
唾液には自浄作用があります。食事の際によく噛むことで、唾液の分泌が促され、着色を予防します。
キシリトールガムなどで唾液の分泌を促すのも有効です。